最近では地上波でも見る機会が増えた松田龍平さん。
2019年には、NHK大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」に出演しました。
まずは、松田龍平さんのプロフィール
生年月日 | 1983年5月9日 |
---|---|
出生地 | 日本・東京都杉並区 |
身長 | 183 cm |
血液型 | B型 |
職業 | 俳優 |
ジャンル | 映画、テレビドラマ |
活動期間 | 1999年 – |
配偶者 | 太田莉菜(2009年 – 2017年) |
著名な家族 | 松田優作(父) 松田美由紀(母) 松田翔太(弟) ゆう姫(妹) 熊谷真実(伯母) 秋元梢(義妹) |
事務所 | オフィス作 |
主な作品 | |
映画 『御法度』 『青い春』 『恋の門』 『悪夢探偵』シリーズ 『アヒルと鴨のコインロッカー』 『まほろ駅前多田便利軒』 『探偵はBARにいる』シリーズ 『舟を編む』 『散歩する侵略者』 『羊の木』 テレビドラマ |
引用元:Wikipedia
両親は有名人
松田龍平さんは、故・松田優作さん、女優の松田美由紀さんの第一子として産まれます。
お父様である松田優作さんは、龍平さんが6歳の時に癌の為亡くなっています。
松田龍平さんは父親の事をこんな風に語っています。
小さいころは怖い父と思っていましたが、いま振り返るとすごい人だと思う
大島渚監督との出会い
松田龍平さんが芸能界へ入ったのは、故・大島渚監督に見いだされた事がきっかけでした。
元々はサッカー少年で、その道へ進もうと考えていたほど。
たまたま15歳の中学3年生の時に、自身の映画の主役を探していた大島渚監督に声をかけられたそう。
最初は断ったものの、結果的に自分の意志で主役を受ける事に決めたといいます。
大島渚監督はかなり惚れ込んでいたようで、絶賛しています。
一目見てこれでいけると信じました。直感的に決めました
早くに父を亡くした人間が持っている優しさ、強さをもっている気がする
その映画が、デビュー作ともなった1999年の映画「御法度」です。
御法度は、幕末の新選組を題材とした作品で男色、つまり男性同士の同性愛の描写も多々含む内容でした。
松田龍平さんが演じた主役の加納惣三郎は、美男子の剣士という設定であり、色白で切れ長の目でミステリアスな雰囲気をした龍平さんにはピッタリの配役だったかと思います。
結果、この作品で演技は未経験ながらも数々の賞を総なめにしました。
第42回ブルーリボン賞の新人賞、第23回日本アカデミー賞の新人俳優賞、第9回日本映画批評家大賞の新人賞などなど。
元々この映画を撮ろうとした際に病に倒れた監督、この映画を撮り終えた後の2013年1月15日に亡くなられました。
その時の松田龍平さんのコメント。
僕をこの世界に呼んでくれた方。その当時、僕は15歳で、右も左も分からず…。ありがとうという感じ。すごく、頑張らないとな。朝ドラも頑張ります
映画「青い春」に出演
原作は漫画家の松本大洋氏の短編集「青い春」、それを元にに豊田利晃監督が実写化した映画で、松田さんが主演を務めました。
デビュー作の「御法度」から数えて4本目の映画出演となったこの「青い春」という作品では、事務所の反対を押し切って出演しました。
内容が少年犯罪を題材としておりイメージ的に事務所は反対していましたが、松田さん自身は脚本を読んでやりたいと思ったそう。
この豊田監督とは後にも交流があり、2003年の映画「ナイン・ソウルズ」や、2012年の映画「I’M FLASH!」などの作品に出演しています。
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映画『舟を編む』に出演
三浦しをん氏のベストセラー小説「舟を編む」が原作、石井裕也監督がメガホンをとった作品です。
この作品は各方々で大絶賛、松田さん自身の演技力も高く評価され、自身の代表作となりました。
石井監督とは撮影前から結構話し合いをしたそうで、松田さんが演じた主人公の”馬締光也”という人物についてすり合わせをしたそうです。
この作品には思い入れが強く
特に責任を感じて取り組みたかった
太田莉菜さんと結婚
松田龍平さんは、2009年にモデルの太田莉菜さんとご結婚されました。
松田さんが26歳、太田莉菜さんが21歳の時でした。
その後、2017年に結婚9年目にして2人は離婚しました。
知人のコメントがこちらです。
長い時間をかけて話し合いを行い、お互いが納得した上で結論を出しました。聞こえはいいかもしれませんが、円満な形での離婚になります
どちらが親権をもつかは発表されておらず、慰謝料や養育費も発生しないとの事から、お子さんはお2人で育てられる事には変わりないという事でしょうね。
松田龍平さんの出演ドラマ一覧
松田龍平さんのドラマデビューとなった作品は2000年の「三億円事件~20世紀最後の謎~」でした。
しかし、それから7年間程ドラマには出演していませんでした。
次に出演したのは2007年のNHKドラマ「ハゲタカ」で、しかも中村獅童さんの代役でした。
地上波のドラマにあまり出ていなかったのは、特に出ないというこだわりがあった訳ではなく、タイミングが合わなかっただけだそう。
こんなにドラマの出演数が少ないとは思いませんでしたが、それにしても印象は強いので、お茶の間の知名度としては高いといのがすごいです。
脇役としてはもちろん、主演もさらりとこなす稀有な存在の役者さん。
貴重な出演ドラマ達を一覧にして、まとめました。
ドラマ一覧
2000年 | 三億円事件~20世紀最後の謎~ | 佐藤六郎 / ロク役 |
---|---|---|
2007年 | ハゲタカ | 西野治役 |
2008年 | あしたの、喜多善男~世界一不運な男の、奇跡の11日間~ | 矢代平太役 |
2009年 | 誰も守れない | 伊達政宗役 |
大河ドラマ 天地人 | 河野役 | |
2011年 | 同期 | 主演 宇田川亮太役 |
2013年 | まほろ駅前番外地 | 主演 行天春彦役 |
連続テレビ小説 あまちゃん | 水口琢磨役 | |
2016年 | トットてれび | プロデューサー役 |
営業部長 吉良奈津子 | 高木啓介役 | |
2017年 | カルテット | 別府司役 |
眩~北斎の娘~ | 善次郎役 | |
2018年 | スモーキング | 榊原正幸役 |
2018年 | 獣になれない私たち | 主演 根元恒星役 |
2019年 | いだてん〜東京オリムピック噺〜 | 丹下健三役 |
歪んだ波紋 | 主演 沢村政彦役 | |
ストレンジャー〜上海の芥川龍之介〜A Stranger in Shanghai | 主演 芥川龍之介役 | |
2021年 | 大豆田とわ子と三人の元夫 | 田中八作役 |
【ハゲタカ】
大森南朋さん主演、真山仁氏の経済小説が原作です。
日本企業を買収するファンド会社を描いた作品です。
松田さんは老舗旅館の息子であり、後に起業家となる西野を演じました。
【大河ドラマ 天地人】
大河ドラマ初出演の作品です。
妻夫木聡さん主演、上杉家の戦国武将である直江兼続を題材にした作品です。
松田さんが演じたのは、戦国大名である伊達政宗でした。
独眼竜政宗といわれるだけあって、目つきにキレがあります。
【まほろ駅前番外地】
三浦しをん氏の小説が原作、瑛太さんとW主演でした。
便利屋を営む男のゆるい日常を描いた作品で、映画化もされました。
まさにピッタリの配役。松田さんの世界観とマッチしていました。
【連続テレビ小説 あまちゃん】
能年玲奈さんが主演、宮藤官九郎さんが脚本の大ヒットした朝ドラです。
劇中に登場したアイドルグループ「GMT47」のマネージャーの水口琢磨を演じました。
あまちゃん共演者について、詳しくはコチラも↓↓
【カルテット】
松たか子さん主演、坂元裕二氏が脚本の作品です。
30代のアマチュア演奏家の男女4人が一緒に暮らしてカルテットを組み、様々な人間模様や三角関係など大人の恋愛要素を盛り込んだストーリーでした。
【獣になれない私たち】
ガッキーとダブル主演でした。
脚本は「逃げ恥」や「アンナチュラル」などを手掛けたヒットメーカーの野木亜希子さん。
【大豆田とわ子と三人の元夫】
松たか子さん主演、坂元裕二氏が脚本の作品です。
このタッグとは、カルテットでも組んでいますね!
主人公はバツ3の大豆田とわ子、とわ子のことを忘れられない“三人の元夫”達と繰り広げるストーリー。
松田龍平さんは、とわ子の最初の夫・田中八作役です。
松田龍平さんの出演映画一覧
既出ですが、松田龍平さんの本領はスクリーンで発揮されています。
デビューから主演作の嵐。こんなに沢山の映画に出演しているとは思わなかったし、こんなに沢山主演しているとも思いませんでした。
デビューから一気にスターダムに上り、目まぐるしい活躍です。
松田龍平さんの出演映画を一覧にしてまとめて、主演作をピックアップして一気にご紹介します。
映画一覧
1999年 | 御法度 | 主演 加納惣三郎役 |
---|---|---|
2001年 | 死びとの恋わずらい | 主演 柴山龍介役 |
走れ!イチロー | 望月竜介役 | |
2002年 | 青い春 | 主演 九條役 |
2003年 | 恋愛寫眞 Collage of our Life | 主演 瀬川誠人役 |
ナイン・ソウルズ | 主演 金子未散役 | |
八月のかりゆし | 主演 テル役 | |
昭和歌謡大全集 | 主演 イシハラ役 | |
2004年 | キューティーハニー | NSAクライアント役 |
IZO | 殿下/位相の絶対者役 | |
恋の門 | 主演 蒼木門役 | |
2005年 | NANA | 本城蓮役 |
乱歩地獄 「芋虫」 | 主演 平井太郎役 | |
2006年 | ギミー・ヘブン | ピカソ/帆村薫役 |
46億年の恋 | 主演 有吉淳役 | |
2007年 | 悪夢探偵 | 主演 影沼京一役 |
長州ファイブ | 主演 山尾庸三役 | |
世界はときどき美しい | 主演 柊一役 | |
The焼肉ムービー プルコギ | 主演 タツジ役 | |
恋するマドリ | 大野隆役 | |
伝染歌 | 主演 長瀬陸役 | |
2009年 | 誰も守ってくれない | 三島省吾役 |
ハゲタカ | 西野治役 | |
劒岳 点の記 | 生田信役 | |
蟹工船 | 主演 新庄 漁夫役 | |
SOUL RED 松田優作 | インタビュー出演 | |
2010年 | ボーイズ・オン・ザ・ラン | 青山貴博役 |
2011年 | まほろ駅前多田便利軒 | 主演 行天春彦役 |
探偵はBARにいるシリーズ | 主演 高田役 | |
2012年 | I’M FLASH! | 新野風役 |
北のカナリアたち | 松田勇役 | |
2013年 | 舟を編む | 主演 馬締光也役 |
麦子さんと | 小岩憲男役 | |
2014年 | ザ・レイド GOKUDO | ケンイチ役 |
2015年 | ジヌよさらば~かむろば村へ~ | 主演 高見武晴役 |
2016年 | モヒカン故郷に帰る | 主演 田村永吉役 |
殿、利息でござる! | 萱場杢役 | |
ぼくのおじさん | 主演 おじさん役 | |
2017年 | 映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ | 智之役 |
散歩する侵略者 | 加瀬真治役 | |
2018年 | 羊の木 | 宮腰一郎役 |
犬ヶ島 | Junior Scientist4/Bartender役 | |
泣き虫しょったんの奇跡 | 主演 瀬川晶司役 | |
2020年 | 影裏 | 主演 日浅典博役 |
破壊の日 | 新野風役 | |
2021年 | ゾッキ | 役 |
松田龍平さん自身の主演作のみを一挙にまとめてみます!
【死びとの恋わずらい】
伊藤潤二氏の漫画が原作、監督はミュージックビデオ作家の渋谷和行氏です。
女子高生の深田みどりとその幼馴染で松田さん扮する柴山龍介の悪夢と占いに纏わるホラー作品です。
【恋愛寫眞 Collage of our Life】
監督はあの堤幸彦氏、東京とニューヨークを舞台としたラブストーリーです。
松田さんが演じたのは、売れないカメラマンの瀬川誠人でした。
【ナイン・ソウルズ】
刑務所の服役囚たちが脱走を図り、各々普通へ生きて行こうとしてもがいていく様を描いたお話です。
父親を殺害した少年の金子未散を演じました。
【八月のかりゆし】
両親を亡くし親戚を頼ってユタと呼ばれる霊能師だった母の故郷へやってきた主人公のテルを演じました。
【昭和歌謡大全集】
村上龍氏の小説が原作です。
昭和の歌謡曲好きの6人の青年たちと、バツイチのオバサン6人の殺し合い合戦を描いた作品です。
【恋の門】
俳優でもある松尾スズキさんの初監督・脚本作品です。
主人公とコスプレ女性のドタバタラブコメディで、松田さんは童貞の男性で漫画家である主人公の門を演じました。
【乱歩地獄 「芋虫」】
胴体だけの夫とその妻、廃墟でひっそりと暮らす2人の奇行を屋根裏から監視し記録する男のお話です。
【46億年の恋】
正木亜都氏の漫画「少年Aえれじぃ」が原作の作品です。
殺人犯の2人が刑務所で出逢い、惹かれあっていくというストーリーです。
【長州ファイブ】
幕末の長州藩から派遣されてヨーロッパに秘密留学した5人を描いた作品です。
松田さんが演じたのは、山尾庸三でした。
【世界はときどき美しい】
全編8ミリフィルムで撮影され、独特の映像美を醸し出す作品です。
五つの短編から構成された映画になります。
【伝染歌】
歌えば死ぬという「伝染歌」の噂を耳にした、松田さん扮する三流風俗雑誌「月刊MASAKA」の編集者の陸が、女子高生の自殺の謎を追っていくストーリーです。
【探偵はBARにいる】
こちらは大泉洋さんとダブル主演の人気シリーズです。
北海道のススキノを舞台にした探偵が依頼を受けた事件を解決していくストーリーです。
松田さんが演じたのは、大泉洋さん扮する探偵の相棒兼運転手の高田役です。
【モヒカン故郷に帰る】
タイトルさながら、人生初のモヒカン頭となる役者根性を見せた作品。
監督は沖田修一氏で、できちゃった婚をしてその報告に故郷へ7年ぶりに帰ってきたモヒカン頭の売れないバンドマンを演じました。
【ぼくのおじさん】
北杜夫氏の小説が原作で、小学生の雪男が語る、雪男の父の弟「おじさん」との日常を描いた作品です。
【泣き虫しょったんの奇跡】
原作は、将棋棋士である瀬川晶司氏の自伝です。
監督は豊田利晃氏で、松田さんは同監督の映画に多数出演しています。
サラリーマンでアマチュア強豪としてプロ公式戦に参加し、規定にないプロ編入試験を受けて合格するまでの瀬川晶司氏の半生を描いています。
もちろん瀬川晶司氏を演じたのは、松田龍平さんです。
共演した永山絢斗さんについて詳しくはコチラも↓↓
【影裏】
沼田真佑氏の小説が原作で、純文学の最高傑作とも言われるほど質の高い作品です。
綾野剛さんとダブル主演。
松田さんが演じたのは、綾野さん扮する日浅典博の友人で物語のキーマンとなる人物・日浅典博。
映画の出演本数が凄い事になっています!
これからの映画界を担っていく役者である事は間違いないです。
松田龍平さんのご活躍が楽しみです。
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